自然農内観プロジェクト
~いのちの恵みと巡りを考える~
2017年7月29日(土)・30日(日)
7月のREN農では、お野菜の収穫・草取り・種蒔きなどを行いました。
収穫では、土の中を掘るとじゃがいもがコロコロといっぱい出てきて、元氣に育ってくれたことをとても嬉しく思いました。
また、いんげんも大きなものが立派に育ってくれていて、たくさん収穫することができ、いのちの恵みを観じました。
今回のREN農Pでは、作業を終えた後、古民家の宿泊施設に泊まりました。古民家は懐かしさを観じる味わい深い空間で、虫の鳴き声を聴きながら、ゆっくりとしたひとときを過ごすことができました。
古民家では、収穫したお野菜たちを皆で料理し、いただきました。とれたお野菜は元氣いっぱいでとても美味しく、お腹も心も満たされました。
心も軆も自然に触れ、とても癒された二日間でした。
2017年5月5日(金)
この日は土壌改良の為の微生物を散布しました。
前回蒔いた野菜の種が可愛らしく発芽していました。
作業の後にしばらく先生がお禱りをすると、一帯の空氣がやさしく澄んでいったように思いました。
2017年4月22日(土)・23日(日)
須賀ノ山(氷ノ山)からの雪解け水が美しい清流となって流れるこの季節。
溢れんばかりの大地からの氣を全軆に観じながらの農作業となりました。
今回は22・23日と二日間続けて行いました。
22日には畑の耕作と畝作り、防獣柵の補修、土壌の検査等を行い、23日には種蒔きと不耕作農地の微生物農法による土壌改良等を行いました。
まだ雪の残る靈山須賀ノ山から流れてくる風が本当に心地の良い二日間でした。
耕作地の方では、水はけのことを考えて例年以上にしっかりと畝作りを行いました。
一方、今年から始めた不耕作の微生物言靈農法の方は、どうなってゆくかまだ未知の部分が大きいのですが、今はとにかく観察と実践を続けながら、やさしく観守ってゆきたいと思っています。
まだまだ農作業に不慣れなわたし達には、なかなかの重労働でしたが、大きな疲れも観じず、むしろ畑から元氣をもらえたようだと、参加者の皆さんは喜んでおられました。
今日蒔いた野菜の種達が、自然の叡智とわたし達の禱りを通して、これから元氣に育ってくれることを期待しています。
合掌
2017年4月12日(水)
須賀ノ山(氷ノ山)の麓では桜の花のつぼみも少しずつふくらみ始め、春の風を観じるようになってまいりました。
REN農Pの畑でも、冬を越した小さな新芽たちがたくさん顔を出していました。冬の間、白い雪の下ではたくさんのいのちが春になるのを待ちわびていたのかと思うと、微笑ましい氣持ちになりました。
今年、初めてのREN農Pでは、これまでのREN農園の隣にある畑の土がどのような状態か、酸度・地温・水分等を測定し、微生物の働きによる土壌改良・土壌の生物性を重視した土作りに取り組みました。
同じ畑でも場所によって状態が大きく異なり、とても興味深いものがありました。
今後の土の変化が愉しみです。
追記:
REN農畑へ行く途中、道路沿いには土筆が、川沿いの石垣には一輪のたんぽぽが咲いていました。
まだ少し風は冷たいかなと観じた一日でしたが、春の便りを観つけることができ、大変嬉しく思いました。
2017年4月7日(金)
この日は大阪府にある小太朗農園さんに行ってきました。
小太朗農園さんは、農薬や化学肥料を一切使わず、自然本来の力を出来る限り活かした持続可能な農業を実践しておられます。
小太朗農園さんの畑は彩り豊かな緑が広がり、生命力にあふれていました。
農園主の前田博史さんに畑について様々なお話を伺い、その後、お住まいの古民家にお招きいただきました。とても趣のある古民家では、現在加工品の製造やワークショップ等を開催されています。ここでご馳走いただいた甘酒プリンは絶品でした!
とても学び深く、愉しいひとときを過ごすことができました。
小太朗農園の前田さん、ありがとうございました。
合掌
2016年12月1日(木)
すっかり冬景色となったREN自然農園。雲間から時折除く陽の光が畑をやさしく照らしています。
今回は前回収穫を見送った野菜たちの収穫です。
厳しい寒さの中でも大地の力をしっかりと受けた大根は、先月来た時よりも随分立派になっていました。大根を引き抜いた後にぽっかりと空いたきれいな穴をしばらくのぞき込む・・・。
これだけの恵みを与えてくれる土の力には本当に驚かされます。これまでの農作業体験を通して、土の偉大な力と不思議さを強く観じるようになりました。
それに、ふかふかの畑の上に立っているだけでも、本当に氣持ちの良いものです。
もうしばらくするとこの辺りは一面が雪景色になります。
今年はこれが最後の農作業になると思います。
最後に皆さんと畑で瞑想をし、1年間の感謝を大地に祈り、畑を後にしました。
今年も1年間、本当にありがとうございました。
合掌
2016年11月8日(火)
但馬の11月は朝晩とても冷え込みますが、自然畑には小さな草花たちが寒さにも負けず、綺麗に咲いていました。
この日は大根・菊芋・里芋などの秋冬野菜の収穫と、玉葱の植苗を行いました。
大根や葉物野菜の成育は昨年よりも全体的に良くなかったのですが、それでも厳しい環境の中でがんばって大きくなってくれました。
その一方で、里芋の成長はとても良く、立派なものがたくさん採れました。この里芋は、長く自然栽培を続けている農家さんの里芋を種芋にしました。
大きくても、とても繊細な味で、もっちりねとねと。
大根も茹でると甘く、まるで芋のような食感。こんな大根は初めてでした。
とても美味しかったです。
2016年9月5日(月)
今日は、サツマイモの収穫をしました。
サツマイモは『REN農P』の始動当初から育てています。
これまでは猪に食べられてしまったり、なかなか大きくならなかった年もありましたが、今年は違いました!
とても大きくて立派なサツマイモを沢山収穫することが出来ました。
これまでと変わらず、無農薬・無肥料の自然栽培で育てていますが、少しずつ土も良くなってきたようで、だんだん採れる野菜の質が高くなってきました。
今年からはじめた「曼荼羅菜園」も功を奏したようです。
農薬も肥料も使わない中、たったの4ヶ月で、ここまで大きく育ってくれたサツマイモたちにメンバー一同、とても感動しました。
この生成力の源にある「自然の叡智」とは、どこからやってくるのでしょう・・・。
一同、感謝と恭敬の念いを込めて掌を合わせた後、静かに農園を出ました。
収穫出来たサツマイモは、RENメンバーで分け合い、残りは『REN~癒しについて考える会~70回記念感謝祭』でのお料理に使う予定です。
どうぞお愉しみに。